全国算数授業研究会鹿児島大会をふりかえって

教師になって,音楽関係で新たに学ばないといけないことが多く
児童の夏休み期間は,音楽の研修会や認定講習会に行くことがほとんどだった自分だったが,
この年は,校内の仕事の割り振りの関係で,算数の専科となり,学級担任を初めて外れた。

算数の指導に自信がある方ではなかったが,
教材研究及び教具作成の時間が学級担任の立場より確保しやすいことや
放課後の吹奏楽運営がしやすかったことから,
自分の置かれた立場で仕事を楽しめるようになった。

そんな矢先,話が来たのは,全国算数授業研究会鹿児島大会の案内。
「ここでの研究授業を見れば,算数の指導力を高められる。」
「中央からの著名な先生の授業も見られ,鹿児島で頑張る先生の授業も見られる。」
そう思って,一次案内のパンフレットをもらおうとしたら,その次の話が
「できれば,先生に授業をしてもらいたいと思ってるんですが・・・」

ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一瞬,耳を疑った。でも,実行委員会の担当者の話を聞けば,
スケールが大きすぎるだけあって,なかなか授業希望者がいない,とのことだった。

自分もどうしようかなと思ったけど,挑戦しなければ,後悔するかもしれないけど,
挑戦して失うものは何もないと思い,勇気をもってエントリーした。

で,授業をしてみれば,自分なりには,何とか計画通り進めることができたが,
その後のアンケートを見て,自分の授業に対する批判的なコメントが,
肯定的なコメントよりも多数寄せられ,
なかなか授業者が出ない背景は,ひょっとしたらこれかなとも思った。

ただ,この経験を通して思ったことは,
完璧な授業というものは存在しない。
子どもたちを熟知し,教材を熟知し,授業を通して児童に何を伝えたいかがはっきりしていて,
それをきちんと形にすることができれば,「いい授業」は作れるのかなと思った。

苦い経験だったけど,自分を再出発させるいい機会になったのかなと思う。

 
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